台風19号が接近しています。
大雨で洪水が起きないか不安な方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな不安を少しでも和らげるため、埼玉県の地下に広がる世界最大級の貯水池、首都圏外郭放水路(しゅとけんがいかくほうすいろ)を紹介したいと思います。
首都圏外郭放水路とは
首都圏外郭放水路は東京を洪水から守るために作られた世界最大級の貯水池で、「地下の神殿」「彩龍の川」などとも呼ばれています。
この神殿は関東地方の各河川から水を引き、地下の貯水池を通して水量に余裕のある江戸川に放水する仕組みになっています。
埼玉県の地下にはこんなに大規模な貯水池が広がっていたのです。
びっくりですよね?
大雨の時は決壊の恐れのある河川から、この貯水池を通して水を放水し、東京を洪水から守っているのです。
首都圏外郭放水路の効果
この貯水池は実際に東京の洪水数を劇的に減らす効果をあげています。
この貯水池は平成14年に暫定稼働、工事が完成した平成18年に本格稼働しているのですが、その間の浸水面積や浸水戸籍の推移は以下のとおりです。
貯水池が完成するにつれて浸水面積が1/4以下になっているのが分かります。
実は東京の街は地下の神殿に守られていたのです。
観光ツアーもある
この神殿は映画やドラマのロケ地としても使われるなど、人気の観光スポットとなっておりツアーも開催されています。
入場料は無料。時間は約60分。
気軽に地下神殿を見学することが出来ます。
参加条件として「階段100段を自力で登りきれる人」という条件や、天気や業務上の都合により開催出来ない場合もあるそうのなので、参加する際は一度連絡をしてから行くのが良いと思います。
興味のある人は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
おしまい
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