消費税の増税から1週間が経ちました。
今回の増税では軽減税率の導入や電子決済の推進キャンペーンなど、様々な取り組みが行われていますが、人々の食費はどのように変わったのでしょうか?
りゅういち情報局で行ったアンケートを元に増税による食費の影響を推察していきたいと思います。
アンケート結果
食費は変わらないが圧倒的多数派
約7割が増税前と食費は変わらないと感じているようです。
今回は増税とともに、食べ物をテイクアウトすれば消費税が8%になる軽減税率が適用されていますから、その影響かもしれません。
消費者たちの間ではこの軽減税率を上手く活用しようという動きが出ており、今までは外食中心だった人たちが持ち帰りに切り替える人が続出しています。
もともと外食をしない人、テイクアウトに切り替えた人、電子マネーで決済している人などにとっては増税の影響はほとんどないみたいですね。
続いて多いのは食費が増えたという意見
変わらないという意見が大多数だった一方、食費が増えたと感じている人も16%いました。
普通は増税すれば負担は大きくなるはずですから、16%という数字は想像していたよりも小さい数字です。
10月以降外食する場合は消費税率が10%になっていますから、普段外食をしていて増税後も同じ食生活を送っている人は食費が増えていると感じているのでしょう。
また、増税に伴った便乗値上げも負担増加の要因になっていると思われます。
便乗値上げに困っている消費者が多いようです。
しかし、売る側も値段を上げる・上げないの判断は死活問題です。なんとか供給者・消費者ともにwin-winになれると良いですね。
負担が減ったと感じているのは少数派
最後に負担が減ったと感じている人は全体の13%でした。
- 増税を機に食生活を見直した人
- ポイント還元キャンペーンを活用して、増税分よりも多くの還元を受けられている人
などがこの区分に該当します。増税を逆に上手く利用出来ていて羨ましいです。
食生活の見直しもポイント還元制度の活用も今からでも始められることですので、負担が増えて困っているという方は試してみると良いかもしれません。
《最後に》一番の被害者は?
今回の増税で一番損失を被っているのは外食飲食店でしょう。軽減税率の導入によりかなりのお客さんが流出してしまっているようです。
9月末で閉店した飲食店も多いと聞きますが、この感じでは一年以内にかなりの飲食店が閉店しそうですね。
ファーストフードや定食屋さんなどは、「軽減税率を適用しても良かったのでは?」と思ってしまうほどです。
特に体力のない中小飲食店にとってはこの状況は長く耐えられないでしょうから、何か手を打たないといけないかもしれませんね。
おしまい
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